月に叢雲 花に嵐

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カスタマイズボールペンの研究

日本の四大ペンメーカーはカスタマイズできるペンを販売している。
パイロットのハイテックCコレトが2005年
ぺんてるのSlicciesが2008年
三菱鉛筆のSTYLE-FITが2009年
ゼブラのプレフィールが2012年に販売開始され、
Slicciesは2014年にアイプラス、プレフィールは2018年2月にサラサセレクトと商品名を変更している。

正直、カスタマイズペンには興味がまったくわかなかった。
理由はコストパフォーマンスの悪さである。
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上はサラサクリップなどで使うJF芯である。定価80円。
下がプレフィール改めサラサセレクトで使うNJK芯。定価100円。
どう見てもボッタクリだろ…インク量的に考えて…

しかし、JF芯が黒、青、赤、ブルーブラックの4色しか換え芯を用意していないのに対し、
NJK芯は21色展開である。
もっともサラサクリップ自体が定価100円な上に色の種類もさらに多い。
サラサセレクトは本体を別に用意しないといけないことを考えると、やはりコストでは太刀打ちできない。

とは言え、ペンを何本も持ち歩くわけにはいかない場合も考慮すると、やはり多色ペンにもメリットはある。

また、調べてみると興味深い事実が発覚した。
NJK芯のサイズは全長98.2mm最大径3.0mmである。
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一番上は三菱鉛筆のスタイルフィット リフィルジェットストリーム。定価80円。
下はぺんてるのBXS7芯。定価90円。
ビクーニャの多色ペン用の換え芯である。
プレフィール時代はプレフィール用としても販売していたスラリ多色用のEK芯。定価80円。
ぺんてるのエナージェル多色用のXLRN5H芯。定価80円。…こちらもほぼ同サイズである。

余談ながらぺんてるのアイプラスリフィルは太さは同じながら長さが109mmと1cm以上長い。
しかし長さはお尻の出っ張りの部分で、これを抜いてしまえばBXS7やXLRN5Hと同じと思われる。

余談ついでにゼブラのクリップ-オン スリムなどのSK芯サラサ多色用のJK芯、三菱鉛筆のジェットストリーム 3色ボールペンなどのSXR-80芯、パイロットのアクロボール多色などのBVRF芯フリクション多色などのLFBTRF芯はサイズが異なる。(JK芯は長さ2.2mm、BVRF芯は長さ0.3mmと太さ0.1mmの差だが。)

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そして当然のように長さが違うパイロットのハイテックCコレトの換え芯。定価100円。
この羽根の部分つきで後ろから芯を入れるのはパイロットの特許らしい。しねばいいのに。

パイロット以外のメーカーは羽が透明なので色を羽で区別できない。
芯は前からでかまわないので色つき羽を別売するとかできないものか。

そして色で区別がつくパイロットに限ってインクが耐水性の無いゲルの染料インクである。
アクロインクやジュース・フリクション等は出さない。もう一度言います。しねばいいのに。
※商売上手め!みたいな意味と捉えてください。

アイプラスもゲルの染料インクでしかもスリッチーズとエナージェルの2系統…。
サインペンと言いプラマンと言いぺんてるは耐水性が…
筆ペン呉竹が出すまではカートリッジ式ではほぼ唯一の顔料だったのに…
(実際はプラチナも顔料だが100均のフェルトペンしか売ってるのを見たことが無い。)
もっとも、パイロットとは違いこちらは油性のビクーニャインクが用意されている。

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実のところ太さは0.1mm違うが、羽を差し込む内径は同じなのでサラサセレクトであれスタイルフィットのジェットストリームであれ
切り詰めて長さを揃えて後ろから羽をさすとハイテックCコレトでも使えるらしい。

とりあえず上のビクーニャの多色ペンにおいてスタイルフィットとサラサセレクトの換え芯が
真ん中のスタイルフィット マイスター 3色ホルダー(回転式)でサラサセレクトの換え芯が無改造で使えることを確認した。

ビクーニャの透明3色ペンは見た目が好みだが、すでにWEBカタログから消えている。
フィールに置き換わると言う話だがサラサ多色のパクリのようなデザインになってしまった。
下のハイテックCコレトよりも透明感があり、クリップ-オン スリム並の細さがステキだったのだが。

当面のところマイスター 3色ホルダーにジェットストリーム1mmの黒、
サラサ0.3mmの赤とブルーブラックで使うことにしよう。
シグノの0.28mmも耐水性がある顔料ゲルインクだがカリカリが気になるってしまった。

サラサストリーム…これは最強ではなかろうか…
などと思えるところがカスタマイズペンの魅力なのかもしれない。
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by murakumolabo | 2018-06-17 04:59 | 文房具 | Trackback(258) | Comments(0)

This is a pen.

日本の四大ペンメーカーは三菱鉛筆パイロットゼブラぺんてるである。
鉛筆と消しゴムの三菱、万年筆のパイロット、油性ペンのゼブラ、筆ペンとサインペンのぺんてるなどと言えるかも知れないが、
ボールペンの分野では各社しのぎを削っている。

低粘度油性ボールペンは
三菱のジェットストリーム
パイロットのアクロボール
ゼブラのスラリ
ぺんてるのビクーニャ

書きやすさを追求したゲルインクボールペンは
三菱のユニボール シグノ307
パイロットのジュース
ゼブラのサラサ
ぺんてるのエナージェル

この状況に一石を投じたのは2015年の消せるボールペン…パイロットのフリクションの登場であろう。
これに追随したのは三菱のユニボール R:Eくらい。
まぁ100均でもダイソーブランドで売ってたりするのだが。
正直、消えるのを嫌うがためにシャープペンではなくボールペンを使うのに、
あえて消えるボールペンを使うのはどうなんだ?と思わないでもないが
気軽に色を引けるというのは確かにメリットだろう。

またパイロットはハイテックCと言うゲルインクボールペンも販売している。
その細さは0.25。0.28の三菱のユニボール シグノRTがかろうじて対抗できるくらいだろうか。
高級路線の油性ボールペンはアクロ1000が良い感じだ。
カヴァリエアクロ ドライブと違い普通のアクロボールの替え芯を使うことができる。
ジュースの特に細字の書き味の良さは同じように多色展開しているサラサを上回っている。
万年筆はカクノが売れており隙が無い。

さて、今回購入したペンはぺんてるのエナージェルの高級路線エナージェルフィログラフィだ。
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これもアクロ1000同様、高級路線ながら普通のエナージェルの替え芯が使える。
エナージェルはインクの濃さと速乾性をうたうゲルインクだが耐水性は低い。
さてこのボールペン。当然替え芯はぺんてるのXKFRN…太さ4種類、黒赤青を使ってね…と書いてあるのだが…

…実は他社製のインクが使える。
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ゼブラのサラサ、サラサドライサラサマークオンの替え芯太さ5種類、4色。本体から取り外すなら46色。
三菱のユニボール シグノ307、ユニボール R:E、ユニボール シグノRT、ジェットストリームの替え芯太さ5種類、7色。本体から取り外すなら16色。
試したわけではないが、やや太さが異なるジェットストリーム以外はおそらく相互に互換性がある。

最近発売された高級路線のジェットストリーム プライム 回転繰り出し式シングルは替え芯は普通のジェットストリームのものは使えない。
パーカージョッターなんかでジェットストリームが使えるというメリットはあるが)
そしてジェットストリーム プライム ノック式シングルは擬似宝石がダサすぎる…
サラサグランドもイマイチなので、
通常のジェットストリームの芯を使うならこのエナージェルフィログラフィが一番かっこいいかもしれない。
いや、サラサだとブルーブラックが使えるし、
サラサマークオンの蛍光ペンに対する強さは感動的だったし、
ユニボール シグノ307はなめらかさでは他の追随を許さないし、
ユニボール シグノRTの細字も捨てがたいし
エナージェルのピンポイントは細字が書きやすいのだが…

…ユニボール R:E…私はなぜ消しゴムもついてないのにこのインクを買ってしまったのだろう…
どうでもいいが、公文書OKのサラサをこっそりこの換え芯に入れ替えるトリックが使えそうだ。

さてこれらが相互に互換性があるのに対して、パイロットだけは互換性が無い。
(それどころかパイロットは自社のフリクションですら互換性がヤバイのだが)
正確に言えばアクロインキやゲルインキ以外のものはわりと互換性が取られていた
まるで三菱、ゼブラ、ぺんてるによるパイロット包囲網ができているようだが、
パイロットがあえて互換性を捨てたのかもしれない。カメラメーカーが独自マウントに移行したように。
まぁOKB48総選挙とかを見るとパイロットがそれほど独走しているかというと疑問符がつくのだが…

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個人的には三菱のピュアモルト(オークウッド・プレミアム・エディション)加圧ボールペンリフィル搭載が一番書きやすいと思っている。
万年筆もそうだがペン先は太いほど、そしてある程度の重さがあったほうが、ペンは書きやすいものなのだ。
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by murakumolabo | 2018-06-03 04:24 | 文房具 | Trackback | Comments(0)