月に叢雲 花に嵐

標本

身罷りしどくとるマンボウ氏の昆虫記は「人はなぜ虫を集めるのか」と言う話題からはじまっている。
私も子どものころは捕虫網片手に手当たりしだい片っ端から捕らえては、
蝶や蜻蛉は三角紙へ、甲虫は毒ビンの中にぶち込んだものである。
今とは違い、自然保護がそれほどやかましく無い時代であった。
蝶は展翅し、甲虫は展足し標本にしたものだ。
今、その標本はひとつも無い。
マンボウ氏のように空襲で焼けてしまったというわけではなく、
ネズミやカツオブシムシに食べられてしまったのだ。

昆虫は写真を撮るだけの方が良い。
やはり自然に生きている姿が一番美しいのだから。

とは言え、人にはやはりものを集める性質がある。
と言うわけで、最近では石を拾って来て標本をつくっている。
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石集めと言うとどくとるマンボウ昆虫記では馬鹿にされていたような気がするが、
少なくともネズミやカツオブシムシに食べられることは無いであろう。

さて、せっかく拾ってきたからにはきれいに保存したいものだ。
分類名、採集地、採集日時などをラベリングするのだが…
ここで問題がある。
分類名が特定できないのである…
昆虫は同じ種であればだいたい同じような姿をしているが、
岩石はひとつとして同じものがない。
その同じものがない岩石をどう特定するか。
正直、勉強中なのでなんとも言いがたい。
特定の産地を回ってこの産地にはこれがあると絞り込んでいるのが現状だ。
参考にしているのは松原聰氏の鉱物ウォーキングガイド
ゴールデンウィークに訪れた河津浜も当然載っている。
とは言え、書籍で公開されているような有名な産地は、
ハンターが多く訪れる場所でもある。
やんだの沸石は手が届く範囲はほぼカチ割られていたし、
金も滅多に見かけなくなった。
有名な産地では採取が禁止になったところも多いと聞く。
節度ある採集を心がけたいものである。

標本の箱は100均で購入した。
このようなものが100円で買える様になるとは、良い時代になったものだ。
まぁ…どこかの森林が伐採された結果だろうが…
現状、同じく100均で購入したぬいぐるみ用の綿をつめて固定しているが、
小物用に敷居を作ったりカスタマイズする予定…
こんなことをやってるから撮影に行く時間が取れないんだよなぁ…

最後にまだ未整理の河津浜で拾ってきた石を数点…
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ほんのり中央が紫色の石英
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天珠のような角が取れためのう
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光を透過
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割れたてめのう
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転石をゲット
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モフモフ
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同じく転石
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方解石だろうか…
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by murakumolabo | 2018-05-28 04:15 | 鉱物について | Trackback | Comments(0)
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