検見川浜の夜明け
検見川浜は幕張の先、花見川を超えたところにあり、
自宅から自転車で片道2時間ほどのところにある。
何をしに行っているかというと、釣りの勉強をしているのだ。
釣りというものは、地方によって釣り方に違いがある。
例えばサヨリを釣る方法は、浦安ではジャリメを餌に使うが、
検見川浜ではハンペンを餌に使う。
ハンペンは細めのストローでくり抜き、ある程度乾燥したものを使う。
なんと銘柄にも指定があった…紀文のものを使うらしい。
とにかく遠くに飛ばすため、
錘をつけた餌籠(コマセ籠と言う)を遠投用に自作している人が多い。
竿はかなり長い籠釣り用の磯竿を使っているようだ。
11月に入って、ヒイカを釣る人が増えた。
ヒイカは小さなイカだが、1.8号くらいの小型のエギを使う。
様々な仕掛けを見たが、アシストと錘をつけてかっ飛ばしてる人が多い。
チラホラ釣れていたが…まだ数が少ないようだった。
イカのダイイングメッセージが…
…ここでとどめを刺されたようだ…
シーバス釣りも盛んで、突堤の先端近く、外側に向かってルアーを投げて
立て続けに釣っているのも目撃した。
一投もしないうちにルアーがすっぽ抜けたのも目撃したが…
さて、3日の土曜日私がやっていたのはサビキ釣りだ。
サビキ釣りとは、餌をコマセ籠に入れて、
竿をさびいて少しずつふるい落としながら、
本命の疑似餌つき針で釣る方法だ。
ターゲットはイワシやアジなど。
前に見に来たときにサバがかなり釣れていたので、
それを狙ったのだが、この日はサバがまったくやってこない。
しかし、9時ごろにイワシの群れが入ってきた。
仕掛けはハヤブサのママカリサビキ 白袖15本鈎に2号の錘、ロケット籠に、発泡スチロールの遊動ウキ。
竿はアルファータックルの小継 波堤 FX 450。
リールはシマノのレアニウム CI4 C3000に3号の道糸。
撒き餌に使用したのが配合エサだったので、
ロケット籠を使用した(網のコマセ籠だと一瞬で溶けてしまう。網はアミコマセに限る)が、
籠の中に水が入ると重くなる…
小継 波堤 FX 450では明らかにこの仕掛けには強度不足で
白いグラスファイバーの竿先がヤバかった…
仮にサバがかかったら折れてた予感…
もう少し良い竿が( ゚Д゚)ホスィ・・・
でも自転車で移動しているので、仕舞寸が長いと厳しいのだ。
小継 波堤 FX 450は仕舞寸法は57cmとまずまずだが、
伸ばした長さは4.5m。しかしこれでも少し短く感じることも多い。
仕掛けはサバ対策に9号の針を使っていたのだが、それでも5~6匹同時にかかることもあった。
(サバは暴れるので3号のハリスが必要…ということでこの大きさ。針は多いほど良いらしい。ピンクベイトは全然ダメ。)
すぐに(アジ対策の)6号に付け替えたが、正直そのまま釣ってた方が良かったかも…
そもそも6号でも大きすぎるし、
スーパーイワシタイムはほんの数十分で修了したので、
針を替えてる時間が惜しかった…
また、最初は一匹一匹針を外していたが、
ベテランの方は、引き上げて、魚が暴れて針が外れたところを回収していたので、
それに倣う事にした。
釣れたのはカタクチイワシ。鱗が光沢があって美しい。
しかしそのうち、はがれてくっつくのでウザくなってきた…
…人間は勝手な生き物だ…
針が大きすぎて口からのどに抜けている…
手持ちのコマセを使い切るまで釣り、
スーパーイワシタイム以降も散発的に小イワシがかかり、
結果はカタクチイワシ52匹とサッパが1匹。
あらかじめサイズを決めておいてそれ以下のものはリリースした方が良かったか…
しかし、針が大きすぎて口からえらいところに抜けて致命傷になるパターンも多かった。
アジはどうせ夏にしか来ないし、今度からはイワシ対策をしておこう…
ハイパーパニックの2号~3号あたりで…
パニック仕掛けは疑似餌がついておらず、
トリック仕掛のように餌をつけることもないのに何故か釣れる(゚Д゚)ウマーな仕掛けと言う話だが…
ホンマかいな…
大き目の何匹かは刺身に、小さいのは唐揚げになりました。(゚Д゚)ウマー
…さて…本題の検見川浜の夜明け。
北側の突堤の先端。南側の突堤は工事中だ。
海の向こうに千葉の明かり。
空はすっかり冬の星座だ。
夜明け前の明けの明星。
夜明け前からサヨリ釣りの準備をしていた。
土曜日は曇り。
自転車をこいでいる時は暑いくらいだが、
朝方の吹きさらしの突堤は無茶苦茶寒い。
しかし、釣りをしていると服に針が引っかかったりするので、
強度の弱いダウンジャケットとかだとすぐ穴が開いてしまったりするだろう。
外側にレインウェア、中にダウンベストを着込むなど、
釣りをするにもレイアリングも考えないといけない…