月に叢雲 花に嵐

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バックパッカーのテント選び

世間のしがらみがイヤになると
テントを背負って一人孤独な旅に出たくなる。

旅をしたいなら旅館に泊まったほうが安全で快適だと言うのは正論だろう。
しかし海辺で波の音を聞きながら、
草原で虫の声を聞きながら、
森で樹のざわめきを聞きながら
あるいはテントに落ちる雨の音を聞きながら眠るのも趣きがある。

最近はオートキャンパーが増えている。
確かに自動車があれば、荷物をたくさん運ぶことができるし、
少し離れたスーパーで食材を調達することもできる。
そのような旅のスタイルも否定はしないが、
何かを見落としてしまっているような気がするのだ。

なので、テントから着替えから食糧からカメラから
全てバックパックに詰め込んで、公共の交通機関と徒歩だけで旅をしたくなる。

バックパックに詰め込める量は無限ではないので
装備を選ぶことが重要になる。

こと、かさばるテントはどのようなものを選べばよいだろうか。
結論から言うと登山用テントがコンパクトで軽くて丈夫で汎用性が高い。
値段も高いのだが…

代表的なのはライペンモンベルエスパースプロモンテファイントラックNEMOMSRと言ったところだろうか。
石井スポーツのパイネはライペンのOEMなので除外する。

各メーカーの主要なモデルはこんな感じ
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バックパッカーはバックパックとともに旅するので、
テント内は自分の寝るためのスペースの他に荷物のスペースが必要になる。
ゆえに、今回は展開した時の居住空間の短辺が1m以上のものをピックアップしている。

ダブルウオールの利点は結露である。
結露は内外の温度差で発生し、ひどい場合はテント内が水浸しになってしまうが、
ダブルウオールであればフライとの間に発生し、テント内は守られる。
近年はシングルウオールも透湿素材を使うことで改善されてはいるが、
完璧とは言いがたいし、前室が基本無い。
前室があればテントの外に靴を置いておくことができるし、雨が降っても土間で調理することができる。
テントは熱に弱いし一酸化炭素がこもったりするので、テント内で調理するのはおススメできない。

一方、シングルウオールは展開が1枚だけの分、すぐに設置でき、すばやく撤収できる。

どのテントが良いのかと言うと、仕舞い寸の小さなエスパースとプロモンテ最強。

…終わってしまった…

エスパースとプロモンテが小さいのは収納袋がコンプレッションバッグになっていて、
プロモンテは縦に、エスパースは横に締め付けることで容量を小さくできるからだ。

NEMOは軽いのだが、公式にデータの無い仕舞い寸はライペンなどよりもかさばった記憶がある。
装備全体に影響するので、バックパッカーにとって重要なのは、
重さよりも、仕舞い寸の小ささである。

持ってるテントがプロモンテのVL-24とエスパースのデュオ-Xなのだが、
エスパースとプロモンテではポールを袋に通すだけのエスパースのほうが一人で設営しやすい。
しかし、プロモンテの方が前室が大きい。アルティメットの前室は靴しか置けないだろう。
また、プロモンテはポリエステル素材にこだわっていて、紫外線に強く、朝露に濡れたテントもすぐに乾くそうだ。

VL-26は2世代進んで軽くなっているが、
キャノピーはナイロンになっており、入り口もデュオ-X同様半分しかメッシュにできない。
VL-24はVS-20に近いのかもしれない。
4人モデルのVS-40は出入り口が2つになり、うまく設置すれば風が通り、
夏も快適かもしれない。

オプションの充実と言う点ではエアライズとエスパースが優れている。
特にエアライズのオプション、カヤライズは日本の暑い夏には良いかもしれない。
雨が降らなければフライを張る必要はないし、心配ならタープを使えばいい。
DXフライは大きな前室が確保できるフライだ。
また、冬に降雪地帯で使用する予定もあるのであれば、スノーフライが無いテントは論外と言うことになる。
通常のテントだとファスナーが凍結して外に出れなくなってしまうことがあるのだ…

モンベルと言うと難燃加工だが…重い…
しかし焚き火をしたいなら難燃加工は安心かもしれない。
化繊は熱に弱く木や炭を燃やすとどうしても火の粉が飛んで穴が開いたりするものだ。
もっともあくまでも難燃と言うだけで、穴が開かないというわけではないようだが。
しかし…フル難燃加工のモデルはスノーフライがない。

MSRはメッシュで出入り口が2箇所と言うのが良い。
プロモンテのVS-40同様風通しが期待できる。

一方、ファイントラックの特筆すべきはオプションのウインターライナーだろう。
使われているファインポリゴンはダウンと比べて湿気に強い。
実のところ寝袋はここのを使っている。
快適さで言うと夏のフリーライト
残り3シーズンカミナドームと言うのがもしかしたら最強かもしれない。

尚、今回取り上げたサイズはあくまでもメーカーの公称であり、実寸ではない。
U.L.ドームシェルター 2型とデュオ-Xは収納時の短辺は2cmしか違わないが、実際はもっと差があるように思う。
ライペンのテントの収納寸は大きいがスカスカなのでバックパック内では圧縮できるかもしれない。

また、実際の快適さも含めて、
この手の道具は使ってみてはじめてわかることも多いのだ…
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by murakumolabo | 2017-09-09 22:22 | アウトドアギアについて | Trackback | Comments(0)

ペンタキシアンとは…

ペンタックスの熱烈な信者のことをペンタキシアンと言う…

キヤノンやニコンがある中で、
何故、ペンタックスを手にとってしまうのか…

デジカメ Watchで連載中のカメラバカにつける薬がペンタックスの話題だった

お前まさかその白いレンズ…(いや私はもともとキヤノンユーザーだ…)
おじいさんいつまでLXつかってるの?(LX持ってるな…)
イストディ!(Dsなら持ってます…)
バケペンがいいんだ!(持ってます…)
Qがいい!(持ってます…)
これらペンタキシアン各派閥がK-1に集約されると言う話だったが…

私はK-1は買う気は無い。
バリアングルじゃないから。

おそらく、ペンタキシアンほどめんどくさい種族はいないだろう…

そもそもペンタックスをうっかり手にとってしまった動機は

・安かったから(安売り至上主義派)
・高感度スゲェ(高感度派)
・古いレンズが使える(互換性原理主義派)
・新レンズも良い(電磁絞り改革派)
・防塵防滴に惹かれた(防塵防滴派)
・リミテッドレンズのコンパクトさに惚れた(リミ至上派)
・コンパクトならQ(Q派残党)
・センサーサイズの大きさこそ正義(645派)
・時代はフルサイズ(K-1派)

…など多岐にわたっていると思われ、
レンズ1本つくるにしても、これらの派閥全てを満足させるレンズはつくりようがないのである…

さらにこれはユーザーにとどまらず、
メーカー内でも各派閥に分裂していると思われる(さらにGR派とか…)

結果、開発は進まず、
あらたに誰得な新規格が登場したりする…(K-01とか…)

満を持して登場したはずのK-1にしても、
過去のレンズ資産は使えるにしても
現行レンズでフルサイズを活かせるのは大三元と
標準と望遠の高倍率ズーム1本づつ
マクロ2本と設計の古いFA単レンズの生き残りがわずかに5本
200・300・560のDAスターのみである。

そもそもフルサイズのメリットは過去のレンズ資産を活かせることと、
短焦点の画角をフィルムと同じように使えるという点にあるはずなのに、
フィルム時代のレンズはそのほとんどがディスコンしてしまい、
短焦点も偏ったラインナップになっている…
せめてシグマの明るい短焦点が使えればいいのだが、
わりとがんばってPKマウントのレンズを出し続けていたシグマにも見捨てられる始末…

それでもペンタキシアンはペンタックスを見捨てない…

いや、あきれ果てて見限った…
もとい、断腸の思いで他に移ったユーザーは(多数?)いると思われるが、
彼らは所詮ペンタキシアンではなかったということだ。

何故ペンタキシアンはペンタックスを見捨てないのか?

ある掲示板に次のような投稿があった。(元は北村智史のツイートであるらしい)

ダメなところを認めないのがニコンユーザー、
ダメなところを回避して使うのがキヤノンユーザー、
ダメなところに気づきもしないソニーユーザー、
ダメなところを愛してしまうペ(ry

なるほど…至言かもしれない…

それは愛ゆえに…
愛無き者はペンタックスに触れること勿れ…


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by murakumolabo | 2017-09-02 03:18 | 写真日記 | Trackback | Comments(0)