月に叢雲 花に嵐

朝三暮四

宋有狙公者。
愛狙、養之成群。
能解狙之意、狙亦得公之心。
損其家口、充狙之欲。
俄而匱焉。
将限其食。
恐衆狙之不馴於己也、先誑之曰、与若芧、朝三而暮四、足乎。
衆狙皆起而怒。
俄而曰、与若芧、朝四而暮三、足乎。
衆狙皆伏而喜。

中国の宋という国に狙公と言うものがいて、
猿が好きでたくさん飼っていて、互いに意思を通じさせることができた。
ある時猿たちにエサのどんぐりを朝に3つ夜に4つあげようと言ったところ、
猿たちはみな立ち上がって起こったので、
では朝に4つ夜に3つあげようと言ったところ、
猿たちははいつくばって喜んだと言う。

また選挙です。
争点はアベノミクスだそうですが、
アベノミクスの3本の矢。
「円安誘導」「公共事業」「異次元規制緩和」

「円安誘導」は円安を政策的に作り出すことにより、
円の価値を抑え、輸出を有利にしようと言う政策。

しかし輸出量指数はむしろ下がっているようだ…
しかし、円安には誘導はされているので、輸入材料費が上がり、
飲食店なども値上げを余儀なくされており、物価も全般的に上昇を続けている。
日本人は給与や年金から預金に至るまで円で取引を行なうので、
円が安くなって物価が高くなったと言うことは実質の価値は目減りしている。
額面は変わらなくても銀行の預金やもらえる年金、給与、
これらで買えるものは以前より少なくなるということだ。

給与や株価を1/3にするかわりに物価を1/4にしようと言うと怒り
給与や株価を3倍にするかわりに物価を4倍にすると喜ぶ…

「公共事業」はニューディール政策などで代表される景気のてこ入れだ。

しかし日本の公共事業は大手ゼネコンが仕切っている。
福島第一原発で大手ゼネコン・建設業界の子受け、孫受け、
さらには違法の派遣労働などの実態がニュースにもなっていたが、
昔からこんな感じだ…
日本で公共事業をすることは砂漠に水をやるに等しい。
自民党に関して言えば20億円ほどゼネコンから献金があったそうだが…

「異次元規制緩和」規制を緩和することでチャンスを増やすということらしい。

話題に上るのは一生派遣法案…労働者派遣法改正とか
残業代なし法案…ホワイトカラー・エグゼンプションとか…
…労働者を奴隷化したいのか?

インフレ政策、貿易の自由化、新自由主義的規制緩和のコンボは、
かつて南米のチリの独裁者ピノチェト政権のときに実施した、チリの奇跡とそっくりだ。
ピノチェト独裁政権の背後にはアメリカのCIAがいて、
アメリカの得にはなったが国内では貧富の差が拡大して、チリの奇跡は失敗だったと言われている。

これで解散総選挙とはいい度胸だが、自民党は300議席とる勢いだそうだ。
残念ながら日本人は朝三暮四の猿のようにちょろい民族だったようだ。

まぁ入れたい政党がないと言うのはわからないでもないが…

さて本日の写真です。

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by murakumolabo | 2014-12-11 03:17 | 写真日記